障害者施設の種類と特徴

障害者施設には、様々な種類があります。

そのうちの1つが、身体障害者福祉センターです。ここは、身体的な障害を持つ方を対象としている福祉施設で、デイサービスを中心とした支援サービスを行っているのが特徴です。身体的な障害を持っている方の悩みを相談する施設としても機能しています。障害者施設と一口にいった場合は、この施設のことを指していることが多いです。

しかし、実際には、他にも障害者施設は存在しており、それぞれの障害の内容によって、利用するべき施設は変わります。例えば、心身に障害を抱えている方に向けた施設としては、心身障碍者福祉作業所があります。ここは、心身に障害を持っている方が様々な訓練を行う所で、社会復帰するための設備が整えられています。

体の障害と心の障害では、対応の仕方がまるで違うのです。それぞれの施設には、対応する障害に関するスペシャリストがいて、障害者のサポートを行います。障害者グループホームも障害者施設の1つです。この施設では、身体障碍、知的障害、精神障害などを患っている方が一つの建物で共同生活を送りつつ、日常生活に復帰できるようにサポートします。様々な障害を持つ方が、1つの場所に集まっていることが大きな特徴です。集まることによって、多様なコミュニケーションを行う機会が生まれるというメリットがあります。家族の高齢化により、家庭で障害者のサポートが出来なくなった際にも、障害者グループホームを利用するケースが少なくありません。